■第46回「世界の貨幣まつり」が開催されました
2023年1月21日(土)~1月23日(月)までの3日間、名古屋市中村区の愛知県産業労働センター「ウインクあいち」8階展示場において第46回「世界の貨幣まつり」が開催されました。新年恒例の「世界の貨幣まつり」は、日本貨幣商協同組合が主催するイベントでは一番歴史のある催事で毎年この時期に行われています。
今年は行動制限等の特別措置はありませんでしたが、新型コロナウイルスの感染が拡大している中での開催ということで、施設管理者や主催者が定める様々な感染防止対策を行いながらの開催となりました。残念ながら、今回も独立行政法人造幣局の記念貨幣セットの販売はありませんでしたが、広い会場では、参加ディーラー33社により世界各国で発行されているコイン、お札や切手などが展示・即売されました。
印刷朝陽会のブースでも感染拡大防止のため「凹版印刷体験コーナー」を「凹版印刷実演コーナー」に変更せざるをえませんでした。印刷体験を楽しみにされていたお客様には大変申し訳なく思っています。なお、実演で製作した凹版印刷物については、お買い物をされたお客様にプレゼントさせていただきました。
今回の「特別展示コーナー」では“追悼 エリザベス女王~紙幣肖像の変遷”と題して、エリザベス女王の肖像が描かれているお札を特集しました。英本国はもちろん英連邦諸国でも肖像に用いられており、世界中のお札で見ることができます。また、その時代の女王陛下の年齢にあわせて肖像が変化していることでも知られています。本展示では肖像の変遷とともにお札に登場している国々を紹介しました。
「販売コーナー」では、凹版美術集(大蔵省印刷局発行/現在絶版)の財団長期保管品を特別出品しました。数量限定ではありますが、凹版印刷で美しく再現された西洋の名画や日本の名画が手頃な価格で入手できるとあって来場者の関心を集めていました。
また、お札やコインのお菓子、タオル、廃棄された日本銀行券の断裁片が入った金運グッズなども、購入された方が必ず笑顔になる人気の定番商品として会場に彩りを添えていました。